「天然のいけす」と呼ばれる富山湾に面し、すしの街をPRする富山市で23日、世界一大きなますずし作りが行われ、県内外の約220人が挑戦した。職人のアドバイスを受けながら、これまでの記録だった2014年の直径3メートルを超える、直径3・23メートルの巨大ますずしを完成させた。
参加者は12グループに分かれ、扇形の木枠にササ、酢飯、酢に漬けたマスの順に重ね、隙間なく敷き詰めた。木のふたをして約20分間押し、最後に12の木枠を円形に組み合わせ完成すると、参加者らからは拍手が湧いた。
富山市の小学2年能彩優奏さん(8)は「並べるのが楽しかった」と話し、すしを笑顔でほおばっていた。