赤や紫の花房、新緑彩る 奄美、ウジルカンダ見頃
鹿児島県・奄美大島に分布するつる性植物の「ウジルカンダ」の花が見頃を迎え、赤や紫の花房が新緑に彩りを添えている。4月中旬ごろまで見られる。
ウジルカンダはモダマ、ワニグチモダマと並んで奄美大島に分布する大型のマメ科植物。カラフルな花が数多く垂れ下がった形状が特徴的で、他の植物につるを巻き付けて枝葉を広げる。島の南部には、根元付近の幹の直径が10センチ以上のものも見られる。
観光客を案内するガイドの国宗弓穂さん(60)は「(島南部の)瀬戸内町は見られる場所が多い。花の(見頃の)時期には車を止めて観光客に見てもらうが『こんな(形の)花は見たことがない』とびっくりされる」と話した。