水爆も顔まけ?消えていったスポーツ新聞死語

スポーツ新聞では毎年新しい言葉が使われる。何十年と生き続ける言葉もあれば、死語になったものも多い。今回我々は消えてしまった死語を発掘するべく、過去のデイリースポーツ紙面に“タイムスリップ”した。

公開日:2021.3.1

ノンプロ

1952年3月6日紙面

 「プロではない」という、そのままの意味だがスポーツ新聞では現在使用していない。「アマチュア」「アマ」と表記することがほとんど。「ノン・プロ」と表記しているケースも多い。

球秋

1953年8月1日紙面

「球春」はプロ野球のキャンプイン時に使われるのでおなじみだが、70年前は「球秋」という言葉も使われていたようです。

水爆

1951年8月2日紙面

 スポーツの見出しの中に突如現れる「水爆」という物騒な2文字。パワーワードすぎて他の言葉が頭に入ってこないが、種明かしをすると、「水爆」とは過去に存在したプロ野球チーム「松竹ロビンス」の打線に付いた愛称のこと。打線が連鎖反応的に爆発することから水爆打線と名付けられた。令和の現在から見るとこんな軽い感じで使っていいのかと思われるが、当時は誰も気にしなかった模様。ちなみに水爆の実験初成功は1952年11月で、この見出しの時点では開発中の兵器だった。旬の言葉を見出しにするのは現在でも変わらないが、かなり“なんでもアリ”だった当時の空気感が垣間見れて興味深い。

腸カタル

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