鳥取県は3日、短時間勤務でも雇用形態が正職員と同じ「時短正職員」として、1日付で4人を採用したと発表した。いずれも非正規で単年度契約の「会計年度任用職員」から、試験に合格し転換。「官製ワーキングプア」との指摘が出ていた非正規職員に、安定的な労働環境を整える狙いだ。
時短正職員は資格職と障害のある人が対象で、4人は県立福祉施設や出先機関で働く保育士や歯科衛生士、臨床心理士。県が条例制定で新設した無給の「働き方支援休暇」を週約9時間取得し、勤務時間を転換前と同水準の30時間程度に維持する。育児や介護といった事情を抱える職員に適用し、多様な人材確保につなげる。