首相、29日に硫黄島訪問 日米合同慰霊式に出席
石破茂首相は29日に太平洋戦争末期の激戦地である硫黄島(東京都小笠原村)を訪れ、戦没者の日米合同慰霊式に出席する。林芳正官房長官が28日の記者会見で正式発表した。中谷元・防衛相とヘグセス米国防長官も出席する。外務省によると、首相と米国防長官が慰霊式に参加するのはそれぞれ初めて。戦後80年の節目に平和への誓いと強固な日米関係を示す。
林氏は会見で、首相の慰霊式出席について「日米の戦後和解を確認し、今後の友好を祈念する機会としたい」と述べた。首相は28日の参院予算委員会で、日米関係に関し「率直に意見を交わすことが大事だ。双方の利益が世界の平和と繁栄につながることを目指す」と語った。