日本維新の会は28日、党の統治強化に向けて新設したガバナンス委員会の初会合を国会内で開いた。所属の地方議員や首長らの不祥事が続出する中、吉村洋文大阪府知事が代表就任直後から設置を主導。外部有識者の力を借りて、党内を「正常化」する狙いだ。規模の急拡大が質の低下を招いたとの指摘もあり、候補者選定方法の見直しも俎上に載せる。
メンバーには経済学者の竹中平蔵氏ら4人を起用。会合での飲食費用の上限や政治家間の贈答に関する原則「ガバナンス・コード」を作るほか、党代表の選出方法も議題とする。吉村氏は4月中に方向性をまとめるよう求めた。