【8日 川崎11Rエンプレス杯・Jpn2】連覇を狙うグランブリッジが登場
8日、ダートグレード競走「第70回エンプレス杯・Jpn2」が川崎競馬場で行われる。95年から交流戦となり、古馬牝馬による全国で最長距離重賞レースと親しまれてきた一戦。ダート競走の体系整備により、今年から5月上旬へ移行して行われ、上半期の砂上の古馬牝馬頂上決戦として位置づけられた。
95年にダートグレードレースとなり、今年で70回目を迎えるエンプレス杯。03、05、06、07年に船橋競馬所属馬が4度の優勝と気を吐いたが、08年から23年まで15年連続(12年は降雪のため中止)でJRA勢が優勝。しかも近年は後にブリーダーズカップ・ディスタフを制したマルシュロレーヌ(21年)をはじめ、砂上の名牝が勝ち馬に名を連ねている。今年の出走馬も主役を張れる力があり、近年以上に層が厚い印象。見応えのある名勝負が期待できそうだ。
昨年の勝ち馬グランブリッジ(5歳、栗東・新谷)が連覇を狙って参戦。前走は同じく今年から施行時期が移動した4月の「川崎記念・Jpn1」で2着。地元・川崎の総大将ライトウォーリアに逃げ切られたものの、直線では鋭い伸びを見せて、強豪JRA牡馬勢に先着した。3歳時に当地での「関東オークス・Jpn2」で初重賞制覇から、牝馬ダートグレード競走9戦で4勝、2着4回。牡馬との混合Jpn戦でも3戦2着2回と実績を積み重ねている。川崎でのパフォーマンスは高く、昨年同レース以来となる1年ぶりの勝利をつかみたい。
アイコンテーラー(6歳、栗東・河内)は前記川崎記念で勝ち馬に3角から迫り、追い比べとなった直線でわずかに見劣り頭、鼻差の3着。金星を逃がしたものの、地力の高さを再認識させてくれた。昨年8月のリステッド競走で初ダート初勝利を飾り、3カ月後の3戦目に「JBCレディスクラシック・Jpn1」を勝利。またたくまに牝馬頂上の座を射止めた。前走、鼻差に後れを取ったグランブリッジ相手に雪辱を果たし、24年も女王の座を維持したい。
ライオットガール(4歳、栗東・中村)は今年からエンプレス杯の前哨戦として位置づけられた園田の「兵庫女王盃・Jpn3」を制してダート重賞3勝目を挙げた。昨夏に同世代牡馬相手の「レパードS・G3」で初重賞制覇を成し遂げ、11月の「JBCレディスクラシック・Jpn1」では年長馬を相手に6着に終わったが、その敗戦を糧に着実に成長をたどっている。
アーテルアストレア(5歳、栗東・橋口)は兵庫女王盃で、ライオットから2馬身差の2着。大井の「レディスプレリュード・Jpn2」、船橋のデイリー盃「クイーン賞・Jpn3」の牝馬ダートグレード競走2勝と実績は見劣らない。その2勝がともに1800メートル戦だっただけに、距離克服は課題となる。
オーサムリザルト(4歳、栗東・池江)はJRA勢では唯一ノンタイトルだが、デビューから昇級の壁を難なくはねのけ無傷5連勝中。前走のオープン特別では発馬での後手をリカバリーして着差以上に強い勝ちっぷり。負かした2着馬は22年の「チャンピオンズC・G1」で3着のハピ。能力の高さは底知れず、一気に女王の座へ駆け上るシーンがあってもいい。
地方勢はJRA勢相手に健闘を重ねてきた大井の名牝・サルサディオーネが昨年3月に引退後、小粒となった印象。力の差は例年以上だろう。交流「神奈川記念」で2着のキャリックアリード(5歳、大井・藤田輝)、川崎は得意のマテリアルガール(4歳、浦和・小久保)が厚い牙城を崩したい。
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