名物“バットレ”効果だ! 西日本短大付・斉藤が大会第1号ランニング弾「この冬で下半身をしっかり鍛えてきた」
「選抜高校野球・1回戦、西日本短大付6-0大垣日大」(20日、甲子園球場)
センバツは38年ぶり2度目出場の西日本短大付が快勝し、甲子園での春1勝目を挙げた。
斉藤大将(3年)外野手が大当たりだった。四回1死二塁で先制の中前適時打を放つと、七回には左中間への大きな打球が相手の外野手のグラブをはじき、斉藤は俊足を飛ばしてダイヤモンドを一周。大会第1号のランニング本塁打が生まれ、「打球が伸びたのでビックリした」と目を丸くした。
斉藤自身が公式戦で放った本塁打としては昨秋の福岡県大会以来、2本目。柵越えこそならなかったが、打球を飛ばせるパワーと俊足は冬の名物トレーニングのたまもの。西日本短大付は冬のトレーニングに“バットレ”という名物練習があり、バットに見立てた木製の棒2本を両手で持ち、ダイヤモンドを一周するキツいトレーニングだ。
名物練習の効果で下半身を中心に強化。斉藤は「やっぱり冬前までは打球が今以上には飛んでなくて、この冬で下半身をしっかり鍛えてきて、それがこの打球の伸びにつながったのかな」と実感していた。