「ＤｅＮＡ－中日」（２９日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡのトレバー・バウアー投手が四回に無死満塁のピンチをしのぎ、マウンドで絶叫した。

　四回、細川、カリステ、板山の３連打で無死満塁のピンチを背負ったが助っ人右腕は動じなかった。木下は中飛に仕留め、続く松葉は空振り三振で２死。岡林が放った左中間への飛球は筒香と梶原がぶつかりながら最後は梶原がキャッチ。直後、バウアーは雄たけびをあげ胸を強くたたいた。

　初回に３者連続三振で立ち上がった右腕。二回も簡単に２死を奪ったが、カリステへ与えた四球からリズムが崩れた。続く板山の打球は打ち取ったかに思われたが、中前にポトリ。一、三塁とピンチが広がると、木下に左前適時打を浴びた。

　マウンド付近でぼうぜんの助っ人右腕。最少失点で切り抜けると、続く三回も１死から四球を与え得点圏に走者を背負った。それでも最後はアウトローのスライダーで空振り三振に仕留めた。