オリックスを救った! 中嶋聡監督

2020年シーズン途中で監督代行に就任、翌21年になんと優勝に導いた中嶋聡監督。プロ実働29年を誇る“最後の阪急戦士”。最下位に沈んだチームを1年で見事に浮上させた。

公開日:2020.9.15

 阪神から移籍1年目で優勝。能見篤史兼任投手コーチ(42)の眼前に「見たことのない野球」が展開されていた。

オリックス・能見 歓喜胴上げ 移籍1年目「見たことのない野球」で頂点

キャンプインを前にしたコーチ会議、中嶋監督から言われた言葉がまず衝撃だった。
 “リリーフに3連投はさせないから”
 「単純にスゴいなと思いました。勝ちパターンの投手が連投したときにやりくりをしつつ勝っていくのはなかなかできることじゃない」

オリックス・能見 歓喜胴上げ 移籍1年目「見たことのない野球」で頂点

 「スゴい勉強になりました。こういう戦い方もある。こういう考え方もある」

オリックス・能見 歓喜胴上げ 移籍1年目「見たことのない野球」で頂点

中嶋流を次々実現! ドラフトは将来性重視、アツいコーチ陣、「誰も故障させたくない」選手起用

オリックス 96年のV戦士放出で途絶えた伝統 福良GM-中嶋監督体制で再構築

 1996年に初の日本一になってから1度も頂点に立つことはなかった。
 編成の失敗があった。優勝の翌年には馬場、本西、勝呂と堅い守備を支えてきた職人を一気にトレードで出し若返りを敢行。ここが分岐点だった。以降もイチロー、田口、中嶋、星野、平井らV戦士が年を追うごとにチームを離れていった。

オリックス 96年のV戦士放出で途絶えた伝統 福良GM-中嶋監督体制で再構築

 福良GM-中嶋監督体制の誕生によって、伝統の再構築に着手。ドラフトは将来性重視に転換。コーチ陣には「選手と一緒になってやれる熱心な人」を基準に集めた。

オリックス 96年のV戦士放出で途絶えた伝統 福良GM-中嶋監督体制で再構築

 選手起用にも長期的な視野が加わった。高山投手コーチは「誰も故障させるわけにはいかない。選手には1年でも長くやらせたい。本人にとってもチームにとってもいいことだと思う」。これこそが、中嶋監督が目指してきた戦い方だ。

オリックス 96年のV戦士放出で途絶えた伝統 福良GM-中嶋監督体制で再構築

 多くの球団を渡り歩き、数々の名投手のボールを受けてきた中嶋監督代行だからこそできた“改革”があったのでしょう。選手への信頼が伝わる起用法が際立ちました。最下位からの見事な優勝!おめでとうございます!

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