盛り上がった夏の高校野球 注目の球児は

 歓声の戻った高校野球の聖地・甲子園球場で熱戦が繰り広げられました。仙台育英が頂点に立ち、初めて東北地方に優勝旗がもたらされました。今大会で注目された高校球児を取り上げてみました。

公開日:2022.8.15

 「全国高校野球選手権・準決勝、仙台育英18-4聖光学院」(20日、甲子園球場)
 聖光学院は序盤の大量失点が響き、福島県勢として磐城以来51年ぶりの決勝進出はならなかった。
 二回途中からマウンドに上がったエース・佐山未来投手(3年)は130球を投げた後の六回で降板。直前の打席で代打が出て、球数制限の500球まであと12球を残して降りた。

聖光学院・佐山は涙「打席回らなければあと12球投げると言われていた」 球数制限直前で降板

 2021年から投手の体調維持のため球数制限が設けられており、1週間で500球までしか投げることはできない。佐山は14日・横浜戦で119球、16日・敦賀気比戦で107球、18日は九州学院戦で132球を投げ、この日130球で計488球だった。

聖光学院・佐山は涙「打席回らなければあと12球投げると言われていた」 球数制限直前で降板

海老根優大外野手(大阪桐蔭) ここぞで一発!競輪選手の父譲りの身体能力

大阪桐蔭 逆転星で春夏通算70勝 PL抜いて史上最速 海老根が逆襲号砲

 「全国高校野球選手権・1回戦、大阪桐蔭6-3旭川大高」(10日、甲子園球場)
 苦境に立たされた常勝軍団を甲子園の浜風が援護した。大阪桐蔭が1点を追う六回だ。先頭・海老根優大外野手(3年)のバットから放たれた白球は高々と舞い上がった。右から左へ流れる風に乗り左翼席に到達。今大会チーム1号となる同点ソロが流れを引き寄せた。

大阪桐蔭 逆転星で春夏通算70勝 PL抜いて史上最速 海老根が逆襲号砲

土屋奏人捕手(鶴岡東) 2試合で3本塁打

鶴岡東 土屋3発目も山田攻略しきれず敗戦

 「全国高校野球選手権・2回戦、近江8-3鶴岡東」(12日、甲子園球場)
 鶴岡東(山形)の土屋奏人捕手(3年)が三回、山田から左中間席へ2ランを放った。初戦に今大会1号、2号本塁打を放っており、今夏の甲子園では3本目。「(山田対策は)高めの変化球はしっかり狙おうと話した」。

鶴岡東 土屋3発目も山田攻略しきれず敗戦

戸井零士内野手(天理) 「4番・遊撃」初戦で3安打2打点

今秋ドラフト候補 天理・戸井が4番で3H 大舞台での重責も変わらず持ち味発揮

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