盛り上がった夏の高校野球 注目の球児は
歓声の戻った高校野球の聖地・甲子園球場で熱戦が繰り広げられました。仙台育英が頂点に立ち、初めて東北地方に優勝旗がもたらされました。今大会で注目された高校球児を取り上げてみました。
公開日:2022.8.15
「全国高校野球選手権・1回戦、天理2-1山梨学院」(8日、甲子園球場)
今秋ドラフト候補 天理・戸井が4番で3H 大舞台での重責も変わらず持ち味発揮
大舞台での重責もやることは変わらなかった。甲子園で初めて「4番・遊撃」を任された今秋ドラフト候補の天理(奈良)戸井零士遊撃手(3年)。広角に安打を放ち、4打数3安打2得点と攻撃の起点となった。
片井海斗内野手(二松学舎大付) 清原以来!右打者「1年生4番」弾!
「全国高校野球選手権・2回戦、二松学舎大付7-5社」(14日、甲子園球場)
二松学舎大付・片井 1年生4番弾 清原以来の快挙!聖地初安打が初本塁打
一瞬の静寂を生んだ白球が、左中間スタンドに到達した。歴史の目撃者となった3万9000人の観衆。歓声の戻った甲子園に、地鳴りのような音が響き渡る。右拳を突き上げた二松学舎大付(東東京)の片井海斗内野手が悠然とダイヤモンドを一周。また1人、聖地にスーパー1年生が登場した。
1年生4番では1983年のPL学園・清原和博、2010年の九州学院・萩原英之以来3人目で、右打者では清原以来の快挙だ。
二松学舎大付・片井 1年生4番弾 清原以来の快挙!聖地初安打が初本塁打
生盛亜勇太投手(興南) 自己最速更新148㌔!敗れてもセンス光った
「全国高校野球選手権・1回戦、市船橋6-5興南」(8日、甲子園球場)
興南敗戦もエース生盛はキラリ自己最速148キロ計測 10年大会Vの島袋氏から指導受け成長
敗戦の中にもエースの投球は光るものがあった。先発の最速147キロ右腕・生盛亜勇太投手(3年)は8回0/3を投げ11安打2四球6失点。四回に2本の適時打を浴びるなど、中盤に押し返されたが、三回には自己最速を更新する148キロを計測し、直球はうなりを上げた。
あなたの印象に残った高校球児は誰ですか?今後の活躍にも期待したいですね。