高校球児のパフォに賛否両論
18日から開幕した第95回選抜高校野球。開幕戦に登場した東北の選手が披露した“ペッパーミル・パフォーマンス”が話題となった。審判から注意され、日本高野連もコメントを発表。賛否両論を呼んだ理由とは?
公開日:2023.3.20
河野太郎デジタル担当大臣が19日、ツイッターを更新し、選抜高校野球で、東北高の生徒がペッパーミルパフォーマンスをし、高野連が「選手の気持ちは理解出来るがプレーを楽しんで」とコメントを発表したことに「これってブラック校則につながるものがあるよね」とつぶやき、賛否両論の反響を呼んだ。
河野太郎大臣 高野連がペッパーミル注意で「ブラック校則につながるものが」ツイで賛否殺到
近年では金足農・吉田輝星のパフォが話題
【金足農フィーバー】
【18年高校野球重大ニュース】大阪桐蔭 史上初2度目春夏連覇、金足農フィーバー…
金足農が夏の甲子園で大躍進を見せた。エース・吉田輝星投手(3年)が中心となって横浜、近江などの強豪を撃破。秋田県勢としては、第1回大会の準優勝・秋田中(現・秋田)以来103年ぶりとなる決勝へ進んだ。
決勝は大阪桐蔭に敗れて、東北勢として春夏通じて初の甲子園優勝は逃したが、快進撃は全国の注目を集めた。吉田は大会最長タイとなる4試合連続2桁奪三振を記録。中堅手との“侍ポーズ”でも注目を集めた。
第12回U18アジア選手権(9月3日開幕・宮崎)に出場する侍ジャパン高校代表・吉田輝星投手(3年)=金足農=がルーティンとしている“侍ポーズ”が、大会中は禁止されることが1日、分かった。日本高野連は国際大会では侮辱行為として捉えられる可能性を考慮し、報復行為を避けるために判断。KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎での練習後に通達した。
金足農・輝星“侍ポーズ”ダメ 国際大会では侮辱行為、報復も 高野連が禁止通達
シャキーンにNGが出た。日本高野連関係者は選手を守るために決断したといい、「吉田のルーティンということは分かるが、国際大会では誤解を生む可能性がある」と説明。この日の練習後、吉田らに開幕3日の1次ラウンド・香港戦から“侍ポーズ”をしないように指示した。
高校サッカーでは青森山田の“ギニュー特戦隊”
「全国高校サッカー選手権・準決勝、青森山田2-1帝京長岡」(11日、埼玉スタジアム)
連覇王手の青森山田 “ギニュー特戦隊”ポーズが話題「懐かしい」「息が合っている」
昨年王者の青森山田が接戦を制し、連覇に王手をかけた。
前半16分、右からのクロスを田中が頭でゴールにねじ込み先制。後方のボールに体をひねりながら合わせる高度な技術を披露したが、ネットではその後のパフォーマンスも話題となった。
ゴール後、背番号10のMF武田英寿(3年)を中心に5人が並び、客席へパフォーマンス。アニメ「ドラゴンボール」に登場するギニュー特戦隊のポーズを披露した。
チームの士気上昇に効果がありそうな一方で、「教育の一環」である高校スポーツという観点も一理ある意見。今後、議論が進んでいくことにも期待したいです。