池江璃花子が世界切符!100mバタで参加標準突破し2位「素直に代表権獲得できて、すごく嬉しい」 Vの18歳平井とともに代表内定

 女子100メートルバタフライで2位の池江璃花子(右)と健闘をたたえ合う優勝した平井瑞希
 女子100メートルバタフライで優勝した平井瑞希(右)と2位の池江璃花子
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 「競泳・日本選手権」(20日、東京アクアティクスセンター)

 今夏の世界選手権(シンガポール)代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートルバタフライ決勝で、パリ五輪代表の池江璃花子(24)=横浜ゴム=が、派遣標準記録(58秒33)を突破する57秒53で2位となり、コロナ禍の影響でイレギュラーな冬開催となったドーハ大会を除き、“2大会連続”の世界切符を獲得した。パリ五輪7位の平井瑞希(18)=アリーナつきみ野=が57秒04で優勝した。

 「素直に代表権獲得できてすごくうれしいです。予選が思ったよりよくて、決勝が思ったより上がらなかったなと。思った様な結果ではなかったですけど、たくさんの観客の皆さんの中でいい泳ぎができたと思います」と、振り返った。

 準決勝12位だった昨夏のパリ五輪後は、休養を取り、23年秋から拠点とするオーストラリアで再始動。指導を受けていたマイケル・ボール氏の中国コーチ転身や、チームメートだった五輪金メダリストのエマ・マキーオン(オーストラリア)の引退など、環境が激変して戸惑いも大きかったが、メル・マーシャル新コーチの元で練習に励み、この日に合わせてきた。

 「集大成。けじめ」と位置づける28年ロサンゼルス五輪へ向けた始まりの2025年。今季は非五輪種目の50メートルバタフライに注力する方針で、白血病からの復帰後ベストは、自身が持つ日本記録(25秒11)まで残り0秒22まで迫っている。昨年9月には病からの完全寛解を自身のSNSで報告。「引退するまでに日本記録を更新したい。驚くような結果が出せれば」。今夏、世界の舞台で復活を目指す。

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