カーリング・日本女子は予選敗退 カナダに完敗で7敗目 2試合残し上位6チーム残れず 今大会での五輪枠獲得は絶望的
「カーリング・女子世界選手権」(20日、議政府)
来年のミラノ・コルティナ五輪の出場枠をかけた大会の1次リーグが行われ、世界ランキング5位で日本代表のフォルティウスは、同2位のカナダに2-11で敗れ、7敗目。通算3勝7敗で残り2試合を残し、上位6チームが進出する決勝トーナメント進出を逃し、今大会での五輪出場枠獲得の可能性は絶望的となった。
1エンド目はブランクエンドとなったが。2エンド目に2点を奪われると、3エンド目がブランクとなり、第4エンドは1点にとどまった。第5エンドは不利な先攻でスキップ吉村紗也香のラストショットで、ダブルテークアウトを狙ったが、痛恨スルーで3点を奪われ、流れを失った。第6エンドも複数点を取りたいところだったが、1点にとどまった。第8エンドも吉村のラストショットがガードに当たり、大量5点のビッグエンドを献上。ここで試合終了となった。
この日、昼の試合で5、6位を争う中国とスコットランドが6勝目をマーク。日本はあと2試合に勝っても5勝となるため、7位以下が決まった。
1次リーグは出場13カ国が総当たりで争い、上位6チームが突破。1、2位が準決勝に進出、3~6位は4強入りを懸けてプレーオフに臨む。五輪出場枠は開催国のイタリアを含めて10。昨年大会と今大会の成績に応じたポイントで7チームを決定。残り2枠は12月の世界最終予選で決定する。SC軽井沢クが出場した昨年大会は日本は11位で、今大会は上位進出が求められていた。
今大会で枠を獲得できない場合、日本は9月にフォルティウス、SC軽井沢ク、ロコ・ソラーレとの代表決定戦で代表を決め、12月の世界最終予選で残り2枠の争うことになる。