競輪・野口がドーピング違反 大分の女子選手、統括のJKA
競輪を統括するJKAは25日、L級1班で大分所属の女子選手、野口諭実可(32)がドーピング検査で、筋肉増強作用のある禁止物質「ナンドロロン」の代謝物などが検出されたため、ドーピング違反に認定したと発表した。4月1日から3カ月間の出場あっせん停止が決まった。
JKAによると、大宮競輪参加中の2月7日に実施した尿検査で複数の禁止物質が検出された。野口は別の検体の分析を希望せず、弁明書の提出もなかったという。
JKAはアンチ・ドーピングへの取り組みとして、検査体制や違反者への制裁強化を決定。全ての競輪開催の中から無作為で抽出し、実施していた検査を、今後はG2以上については全ての開催で行うとした。
違反者に対するあっせん停止期間は、現行の最長3カ月から最長1年とし、複数回の違反者には登録解除を含めた厳しい措置を講じる。