りくりゅう 世界一へ前進!躍動感あふれる滑りと同調性で技術点、演技点ともにトップ「完成形を最後の最後で披露できた」
「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ボストン)
来年2月のミラノ・コルティナ五輪の国・地域別出場枠が懸かる大会が開幕し、女子SPで4連覇が懸かる坂本花織(24)=シスメックス=は71・03点の5位だった。千葉百音(木下アカデミー)が73・44点で2位、樋口新葉(ノエビア)は72・10点で4位につけた。アリサ・リュウ(米国)が74・58点でトップ。ペアのSPで2年ぶり2度目の優勝を目指す三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は76・57点で首位。長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)は22位で、20組によるフリー進出を逃した。男子SPは27日(同28日未明)に実施。
演技を終えた三浦、木原組は、氷上に膝をついたまま笑顔で抱き合った。躍動感あふれる滑りと同調性で技術点、演技点ともにトップ。2年ぶりの世界一に前進する、大満足のSPだった。「このプログラムの完成形を最後の最後で披露できた」と木原。三浦は「積み上げてきたものがうそじゃなかった」とうなずいた。
2位と約2点差で迎えるフリーは最終滑走。「楽しんでいる姿を観客に届けたい」(木原)と、理想の滑りを貫く。