「フラッグフットボール・日本選手権」（３０日、富士通スタジアム川崎）

　男女の決勝までが行われ、女子１回戦では東海フォッシルが、東京ヴェルディに１３－３８で敗れた。東海フォッシルは、バスケットボール女子で２０１６年リオデジャネイロ五輪代表の栗原三佳（３５）が出場。新採用が決まった２８年ロサンゼルス五輪の代表入りにも意欲をのぞかせた。男子はリバーサイドギャンブラーズ市川が２連覇し、女子はヒューペリオン東京が制した。

　主に守備で出場した東海フォッシル・栗原は「奥深さを知れた」と充実の汗を拭った。２１年にバスケットボールを引退。昨年１２月に友人の誘いで、アメリカンフットボールが起源で、タックルの代わりに選手の腰に付けた旗を取るフラッグフットボールの存在を知った。チーム練習は月１、２度にとどまっているが、これまで培ったボールのキャッチなどの技術を生かすことができているという。代表入りに向けては「まだまだ素人」と笑い飛ばしつつ「もし呼ばれることがあれば全力でやりたい」と意欲をのぞかせた。