エスパー伊東さん死去、63歳 カバン芸で股関節酷使し右変形股関節症に 生活保護受けていた

 お笑い芸人として活躍したエスパー伊東(本名・伊東万寿男=いとう・ますお)さんが16日に死去したことが17日、分かった。63歳。所属事務所の代表で、ビートたけしのモノマネで知られるタレント・ビトたけしが17日、デイリースポーツの取材に応じ、明かした。死因等については、後日改めて発表するとした。

 伊東さんは、上半身裸に黒のタイツ姿で、ボストンバッグの中に入り込むという独特の芸風でブレーク。56歳だった2017年、結婚式の2次会の余興で、いつものようにカバンに入ろうとしたところ、足に激痛が。その後も、病院には行かず、カバン芸は失敗の連続で、ついに病院へ。右変形性股関節症と診断された。カバン芸で股関節を酷使したのが悪化の原因だったという。

 18年12月に休業を発表。そのころには足や体が不自由なだけではなく、ろれつが回らないなど言語障害も悪化しており、病院で診察を受けたところ、「多発性脳梗塞」と診断された。19年2月に人工股関節の手術。19年2月放送のテレビ番組では、収入がなく、生活保護を受けながらリハビリを続けている姿が映し出されていた。

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