歌手の松本伊代（５９）が２２日、都内で「Ｉｙｏ　Ｍａｔｓｕｍｏｔｏ　“Ａｄａｇｉｏ”」と題した初のカバーライブを開催した。昼、夜２公演で２００人のファンが集まった。

　白のドレスで登場するすると、ファンからの「かわいいよ～」の声援に松本は「お決まりのかわいいよ、ありがとうございます！最近は皆さんからしか言われていないので。かわいいでしょ！？」と問い返し、盛り上げた。

　松本によるカバーライブはデビュー以来、初となる。キャリアを重ね、自身のオリジナル曲ではなくさまざまなアーティストの名曲の中から「今、歌いたいカバー曲」を選んだ。

　セットリストは松任谷由実の「最後の春休み」や竹内まりやの「不思議なピーチパイ」、あいみょんの「マリーゴールド」などギターとキーボードだけの編成で名曲を熱唱。竹内まりやの「Ｓｅｐｔｅｍｂｅｒ」を披露した時には客をステージに連れ出すファンサービスも繰り出し、熱狂させた。

　「今日はセンチメンタル・ジャーニーは歌いません」と言っておきながら、アンコールではファンの要望に応えて歌唱。「『センチメンタル・ジャーニー』を最初の方に歌うとみんな帰っちゃうんじゃないかと思って」と冗談で笑わせつつ、「伊代はまだ１６だから～」と歌い切った。

　松本は１０月４、５日に単独コンサート（大手町三井ホール）開催も発表。今年６月には６０歳を迎えるということもあり、さらに精力的に音楽活動を展開予定。「１０月も来てくれるかな！？」と呼びかけた。