SKE48野村実代「自分は自分」唯一無二の存在感 「相当こだわり強くやらせてもらっています」
SKE48の野村実代(22)が唯一無二の輝きを放っている。34枚目シングル「Tick tack zack」(3月12日発売)でも選抜メンバー入りし、グループを引っ張ると同時に「とにかく自分というアイドルを作り上げてきた」と個性を押し出している。
すらりとした168センチの長身で踊る姿が目を引く。メークもグループ内で一段と際立つ。「アイドルとモデルを両立したいという夢をずっと小さい頃から言い続けている。だからファッション誌の専属モデルになりたい」。アイドルになることをかなえ、目標まであと一歩まで来ている。
顔のメークは自ら行い「(持っている)メークポーチはSKE48の中で一番大きい」という。「メンバーからも(メークポーチが)子犬くらいあると言われる。相当こだわり強くやらせてもらっています」と意識の高さをのぞかせた。
今回のシングルでは選抜メンバーを前作の18人から6人減らして12人に。より狭き門となったところでも安定して選ばれた。「12人になることへの怖さはなかった」と明かし、「みんなと一緒になら完成度の高いものを作ることができるという自信があった」と断言した。
研究生から正規メンバーに昇格当初は周囲と比べて日々の劇場公演の立ち位置から気になるほど負けず嫌いだった。「一緒に昇格した子がセンターや自分より前だった。『私はなんでこんなところで踊らなくちゃいけないんだ』というのを毎日お母さんになげいていた。『絶対に前に行ってやる』という強い気持ちがあったから、ここまでやってこられた」と振り返った。
ただ、今では周囲と比べることよりも「自分は自分」という個性を大切にしている。「自分は自分の道を行って自分の目の前にいるファンの人を魅了したい。とにかく自分を磨き上げることに力を費やしている」。ストイックな姿勢と心意気が魅力となっている。
昨年には最後の2期生だった斉藤真木子を含め、複数の中心メンバーも卒業。今年は13期生の加入も予定され、立場もより先輩となる。グループに対しては「背中で見せたい」とけん引する姿勢で、個人的には「やっと自分の出番が来た」と捉えている。「今の目標としてはセンター。でもゴールは本当にないと思う。自分は本当に欲深い人間。どこまで行っても満足できないと思う」と野心を燃やし続ける。
◆野村実代(のむら・みよ)2003年2月1日生まれ。愛知県出身。15年に「第2回AKB48グループ ドラフト会議」の最終候補者となるも指名されず。16年に8期生としてSKE48に加入。ニックネームは「みよまる」。好きな食べ物はラーメン、もんじゃ、甘いもの。メンバーカラー赤。身長168センチ。血液型A。
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