お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん（４８）が２３日、都内で自身初の恋愛小説『クロ恋。』（双葉社刊）発売記念会見を後輩の紺野ぶるま（３８）とサプライズゲストの高橋みなみ（３３）とともに行った。

　初の恋愛小説は自らの特異な恋愛観が存分に発揮されたクロちゃんワールド全開の恋の短編４作。紺野から「本当にクロちゃんが書いたんですか？すごいしっかりと書けている」と言われると、クロちゃんは「本当に僕が書きました。初めは苦労しましたけど」と自身の体験も詰め込んで書き上げた。

　１月放送の「水曜日のダウンタウン」（ＴＢＳ系）で、２年間付き合った恋人・リチさんへのプロポーズに失敗。今回の小説執筆の話が来たのが昨年の２月で、まだリチさんとは交際中だった。短編４作中３作は交際中に書いており、１作は別れた後に書かれたことを明かした。

　この日の会見でもプロポーズのために購入した１６３万の指輪を持参。クロちゃんは「税理士さんに小道具として使っていたら（経費として）落ちるかって聞いたら落ちないと言われた。だから必死に小道具として使っていますから」と話し、「これはリチも指に触れてないから新品。中古じゃないから。これは次に付き合う子にあげる」と考えを語った。紺野からは「貯金１億円あるからね」と言われると焦るように「億なんて言わないで。奥田民生みたいに言わないで」とボケてごまかした。

　高橋からは「呪いの指輪」とツッコまれ、「誰がこの本を読むの？」と厳しい意見も受けた。それでも、クロちゃんはまだ渡していないというリチさんに本を読んでもらえば「正直、ほれ直すと思いますよね。本の中の僕は今までのテイストとは違うので、かなり賢い感じになっている。あの時に振って後悔すると思うのでこれを見た後のリチは楽しみ」と最後まで前向きに捉え続けた。