【ボート】深川真二 イン逃げで通算100回目の優勝を尼崎G2戦で飾る

 「尼崎モーターボート大賞・G2」(1日、尼崎)

 1号艇の深川真二(47)=佐賀・A1・71期=がインから逃げ切って、通算100回目のメモリアルVを、自身2回目のG2優勝で飾った。風速8メートルの強い向かい風のなか、コンマ22のSから1Mを先制すると、バックは一人旅。見事な逃走劇で優勝賞金450万円を手にした。2着は辻栄蔵、3着には村岡賢人が入った。

 SGウイナーでもあり、全24場制覇も記録している名うてのイン屋・深川が、新たな勲章を加えた。

 乗り手次第で噴くタイプの27号機をきっちり仕上げ、3番手Sもインから先マイを放ち、通算100Vのゴールへと飛び込んだ。「足も良かったし、1Mは掛かりが良かった」と額の汗をぬぐった。

 92年11月、地元・からつでデビュー。20年12月のSG・グランプリシリーズ(平和島)を制して、大台まであと「1」としながら、今年は8優出も2着4回と足踏み。なかなかあと1回の優勝がかなわなかった。「耳にたこができるほど言われた」と苦笑いだったが、「長いことやっているので」と謙虚にメモリアル勝利をかみしめた。

 この優勝で獲得賞金も3000万円を超え、「お年寄りが頑張っていかないと面白くないでしょ」と、年末のビッグレース出場も視野に入れる。己のスタイルを貫き、あの頂に向かって歩を進めていく。

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