「エルムＳ・Ｇ３」（８日、函館）

　大沼Ｓ２着、マリーンＳ１着と好調のスワーヴアラミスだが、難しい面があり、勝負どころでスッと反応できないレースが続いているため、今回からブリンカーを着用。新たな一手を繰り出した。

　野見山助手は「効果が表れて、スムーズな競馬ができればいいですね」と変わり身を期待する。前走で鞍上が３角過ぎから追い通しになりながらもＶをつかんだように、高い能力を秘めているのは間違いない。馬具の効果で集中力が増せば、もう一段上のパフォーマンスを見せられるはずだ。

　中間は短期放牧を挟んで、ここを目標に仕上げた。「具合は悪くないです。体は前走よりも余裕があってふっくらと見せているし、いいと思います」と好感触。ここまでは思い通りの調整ができている。

　大沼Ｓは５９キロ、マリーンＳで５７・５キロを背負ったが、今回は５６キロでの参戦に「メンバーは強くなるけど、斤量は楽になりますからね」と楽しみな様子。２０年のマーチＳに続く重賞２勝目を狙う。