タイキシャトル死す 老衰による心不全で G1を5勝 28歳
98年ジャックルマロワ賞・仏G1など、国内外のG1を5勝したタイキシャトルが17日、死んだことが明らかになった。28歳だった。認定NPO法人引退馬協会が発表した。
同協会は公式ホームページを「訃報:タイキシャトル」のタイトルで更新。「17日の午前5時頃、タイキシャトルが馬房で亡くなっていました」と伝えた。
馬房は荒れた様子もなく、寝ている間に安らかに旅立ったと見られるといい、「獣医師の死亡診断でも、老衰による心不全とのことでした」とつづられた。
現役時代は、今年2月いっぱいで定年引退した藤沢和雄調教師が管理し、通算13戦11勝(うち海外1戦1勝)。安田記念、ジャックルマロワ賞、マイルCSを制した98年のJRA年度代表馬に輝き、短距離馬というカテゴリーでは初めてJRA顕彰馬に選出されるなど歴史的な名馬だった。種牡馬としては03年NHKマイルC覇者ウインクリューガー、05年フェブラリーSを制したメイショウボーラーなどを輩出している。