【競輪】卒記チャンプ森田 二刀流挑戦 ナショナルBチームへ参加「両方頑張っていきたい」

 3月に日本競輪選手養成所を卒業した125期(男子)と126期(ガールズ)の新人選手が5月に開催されるルーキーシリーズでプロデビューを果たす。ここでは注目選手として卒記チャンプに輝いた森田一郎(23)=埼玉=をピックアップする。

 123期の荒川達郎に続き、埼玉勢から2年連続で卒記チャンプに輝いた森田。杉戸農高時代は目立った成績を残せなかったが、朝日大に進学して才能が開花。競技大会でもケイリンで結果を残して養成所の門を叩いた。

 学生時代に使用したカーボンのフレームではなく養成所では鉄のフレームになったため最初は戸惑ったという。「どうやって鉄フレームの自転車を進めるか」と悩んだ。そこでアドバイスをもらったのが元選手でガールズの久米詩の父でもある久米康徳教官だった。「カーボンは筋肉の面が大きいけど鉄は違う。どう踏めばいいのかを教わり、自分でも考えながら乗れるようになりました。すごく大きかったですね」と成長を身に染みて感じた。

 125期のチャンプとして5月にデビューを迎える。「期待が3割、不安は7割です」と意外な答えだが、ナショナルBチームへの参加も決まっており、競輪選手との二刀流が期待される。「競技との両立は一筋縄にはいかない。でも両方頑張っていきたい」と目標とする関東を代表する自力選手になるためにプロデビュー後も突き進む。

 ◆森田一郎(もりた・いちろう)2001年2月1日生まれ、23歳。埼玉県越谷市出身。朝日大卒。171センチ、70キロ。23年5月に125期として日本競輪選手養成所に入所。成績は1着31回、2着10回、3着6回、着外12回で在所成績は2位。師匠は山信田学(83期)。

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