【競輪】阿部将大が相性のいい高知で再びG3制覇
「よさこい賞争覇戦・G3」(14日、高知)
阿部将大(27)=大分・117期・S1=が、最終4角手前3番手から外を踏み、鮮やかに差し切って1着。22年3月、高知以来となるG3通算2回目の優勝を果たした。
ヒーローは2年前と同じ8番車、ピンクのユニホームを身にまといVゴールを駆け抜けた。再び起こったサプライズ。直線勝負を制した瞬間、阿部がガッツポーズで喜びを表現した。
レースはスタートから犬伏湧也(徳島)-清水裕友(山口)後位の3番手。絶好の位置を取れたからには、あとは清水がどう動くかに気持ちを集中した。そして、最終4角手前から外に持ち出して全力で踏み抜いた。
22年3月、高知でS級初優勝がG3という大仕事をやってのけた。今回もS級S班4選手をはじめ並み居る強豪を抑えての優勝。「高知は第二の地元と言っていいくらいの相性。街道メインで練習しているので、その感覚が似ている」と得意の舞台で最高の走りを見せた。
次は地元の別府F1(21~23日)から平G1・日本選手権(30日~5月5日)へと向かう。「別府では積極的に走りたい。ダービーでは準決を目標に」。勢いに乗って躍進する。