【オート】川口 加賀谷建明が雨を味方に優勝
「デイリースポーツ杯」(8日、川口)
全国屈指の雨巧者・加賀谷建明(46)=川口・27期=が、湿走路で行われた12R優勝戦を2周1角で抜け出して快勝。7月の川口以来3カ月ぶりに今年4回目、通算29回目の優勝を飾った。大ケガから復帰後初Vを目指した森且行(川口)は2着だった。3着には中村雅人(川口)が入った。
「雨なら優勝は加賀谷だよ」と前日から他の7人があきらめ顔で口をそろえたように、試走56の一番時計で断然人気になった加賀谷が、復帰Vへ執念の走りを見せた森に競り勝った。
レースは先行した鈴木清(川口)と武藤博臣(川口)を、1周3角で森がまくったが、その外をつけて回った加賀谷が直後の4角で内を突き、2周1角を先取り。必死に追いすがる森を突き放して人気に応えた。「試走が一番出ていたし、エンジンはいい感じでした。いいSも切れて、森さんに食らいついていきました。森さんがすごく速くて、最後まで気を抜けなかった」と振り返った。
今後は18日からの飯塚G2・オーバルチャンピオンカップを経て、30日から川口で開催されるSG・日本選手権に出場予定。優出して雨でも降れば、SG初制覇も夢ではない。