【ボート】丸野一樹が逃げ切りで浜名湖G1制覇 前節の徳山に続く2節連続のG1優勝
「浜名湖・G1」(8日、浜名湖)
1号艇の丸野一樹(33)=滋賀・109期・A1=が、鋭く差してきた地元の深谷知博を振り切って、イン逃げで優勝。前節のG1・徳山周年に続く2節連続、通算では8回目のG1優勝を飾った。2着には地元の深谷知博、3着に峰竜太が入った。
ピット離れの良かった3号艇の安河内将が2コースに入って、進入は132・456。攻めていったのは3コースになった、地元の深谷だ。鋭くまくり差して逃げる丸野に迫る。バックではへさきが掛かったかにもみえたが「エンジンに助けられました」と丸野が振り返ったように、34号機の快パワーで1周2Mを先取り。G1連続Vへ決着をつけた。「ホッとした。うれしいです。チルトマイナスでベストの状態でいけました」と笑顔で話した。
今年はSG、G1戦でなかなか結果が出ず、8月には蒲郡の一般戦でF(フライング)。完全にリズムを失っていた。しかし、当の丸野は「諦めずにやるしかないと思って、吹っ切れた部分があった。いい意味で流れが変わったと思います」と振り返る。悪い流れの中で、ある意味開きなった瞬間だった。
F直後の9月、三国でのG2戦で優勝、続く地元・びわこG1戦でも優出し、これで完全に勢いに乗った。前節の徳山G1、そしてこの浜名湖G1と連続優勝。一気に賞金を積み重ねてついに17位まで浮上。あっという間にグランプリ出場圏内に入ってきた。「F休みで11月のチャレンジカップは走れないので、残り4節を冷静な判断と1Mの切れを忘れないように勢いに乗って走りたい。しっかりとグランプリを見据えて走ります」。このままさらに賞金を積み重ねていけば、一気にベスト6入りもありそうな勢いだ。