池田明美、動物愛護活動「エイベット」で社会貢献
【第73回】池田明美(44)=静岡・80期=
以前から動物愛護に携わる活動をしている池田。小さい頃から動物が大好きで、ボートレーサーになる前は動物に関わる仕事を目指していたという。チャリティーにも積極的に参加しており、動物愛護活動がどんどん広がることを心の底から願っている。
この活動は他の女子選手にも着実に浸透しているようだ。池田のヘルメットには見慣れないシールが貼られているが「エイベット(avet)という、動物と人が幸せに共存できる社会を目指して活動している団体のシールなんです。ヘルメットの曲面に貼れる新しいシールを頂いたので、賛同してもらっている選手に配って貼ってもらったんですよ」と話してくれた。
活動内容を詳しく聞くと「エイベットは、野良猫が増えないように捕獲して避妊、去勢手術をしてから、元の場所に戻す『TNR活動』や、保護された動物とずっと一緒に暮らせる里親をつなぐ『マッチングプロジェクト』、獣医師が動物たちの正しい世話の方法や生活に役立つ知識を動画で紹介する『ねこっぴとチャンネル』の運営などを行っているんですよ」と説明してくれた。
身ぶり手ぶりで語る姿からも動物愛が伝わってくる。「4、5年前からこの活動に参加しています。自分たちにできることは何かと考え、江戸川、浜名湖、津、住之江、徳山でチャリティーイベントを行いました。現在の状況ではイベント開催はできませんが、少しでも多くの人にこれらの活動が広まってほしいですね」と熱く語る。女子ボートレーサーならではの影響力と結束力で、社会に貢献するチャリティー活動を続けている。