【競輪】イチ押しは中田健太という星奈美紗希 少女から公営競技の女神に成長

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 あのときの少女が『公営競技の女神』として成長した。2016年5月、当時19歳だった星奈美咲は、バクステ外神田一丁目に所属していたアイドル。舟券を購入できない年齢だが、尼崎ボートを訪れ、熱心に観戦していた。アイドル活動時の自己紹介コメントは「あなたの心をまくります」。ボート愛を前面に押し出していた。

 その後、ボート場の職員を経て、星奈美紗希と芸名を変え、最近はボート、競輪の配信番組を中心にMC、コラム執筆など幅広く活動。25~27日の小田原F1では、配信番組に出演だけでなく、優勝者インタビューも務めた。そして、今年中は「公営競技の女神 徹底予想セブン」(ラジオ日本、毎週金曜日深夜3時30分~4時)にパーソナリティーとして出演している。まさに「公営競技の女神」級の活動だ。

 星奈はイチ押しボートレーサーが浜田亜理沙(埼玉)ということは知られている。競輪で最近の注目選手を尋ねると、中田健太(埼玉)を挙げた。「独特なフォームで突っ込んでくださるので2、3着でよく買っています」とのこと。女神が推す中田は25~27日の和歌山F1で2、3、2着とシリーズを通して車券に貢献。今後は京王閣F1(12月12~14日)、豊橋F1(同24~26日)に出走予定。星奈同様に2、3着で買って好配をゲットしたい。

 話題を変える。12月29日に実施されるガールズグランプリ(平塚)の出場者が決まった。トライアルで優勝した児玉碧衣(福岡)、佐藤水菜(神奈川)に、今年の獲得賞金ランクから石井寛子(東京)、柳原真緒(福井)、奥井迪(東京)、山原さくら(高知)、尾方真生(福岡)。予備は小林莉子(東京)でどこを探しても、賞金額7位の尾崎睦(神奈川)が見当たらない。選考期間内(6カ月間、それを超える場合は終了月から遡って6カ月間)に2回も失格を犯したから、除外されたのだ。優勝してもグランプリに出られない選手が、そのトライアルに出て優勝を目指す…難しい状況下で尾崎はトライアルに出場していた。

 失格2回という事実があるために、尾崎本人が一番苦しんだだろう。温情という訳ではないが、ボートのグランプリみたいに、F休みをズラすことができないのか。その年のベスト7がそろってこそのガールズグランプリ。出場した後のペナルティーを重くしても、ベスト7がそろう競走が見たい…と思うのは記者だけではないだろう。(関西競輪、ボート担当・森田新吾)

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