【オーバルスプリント】テイエムサウスダンが重賞3勝目 岩田康「手応えが良かった」
「テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(23日、浦和)
開催3日目の11Rで行われ、テイエムサウスダンが重賞3勝目を挙げた。2番人気は3角で先頭に断つと、そのまま押し切った。5番人気のティーズダンクが好位から抜け出して2着に続き、3着には逃げた3番人気のアランバローズが粘り込んだ。
交流重賞ではテイエムサウスダンの役者が違った。手綱を取った岩田康は「自分で攻め馬をして納得できる馬をつくった。元気で終始、手応えが良かった」と相棒を称賛。休養前の前々走が高知の黒船賞1着、前走は名古屋のかきつばた記念2着。4カ月半ぶりの今回は着差以上の圧勝だった。
スタートから逃げるアランバローズの2番手を追走。3角からスパートしたテイエムサウスダンは、そのまま後続を一方的に突き放した。「逃げ馬が強いと思って、早めに行った。思った以上の好走で、リズムよくアクションに応えてくれた」と鞍上は振り返る。
管理する飯田雄師は「大外枠だったし、鞍上に任せていた。うまいこと乗ってくれた。3コーナーを回った時に、これなら大丈夫だと思いました。4歳になって、さらに頑張ってくれている」と喜ぶ。今後はJBCスプリント・Jpn1(11月3日、金沢)を視野に入れて、さらにスピードに磨きをかける。
ティーズダンク(2着)「スタート良く、いい位置で付いて行けた。前が飛ばしてたので、チャンスはあるかと思ったが、向こうも伸びていた」(和田譲)
アランバローズ(3着)「初の古馬戦で、早めに来られて少しひるんだが、次につながる競馬ができた。距離はベスト」(左海誠)
アンティノウス(4着)「2コーナーでの不利が痛かったが、馬はよく走った。浦和の千四は合っている」(矢野貴)
ハイランドピーク(5着)「歩様の悪い馬で、様子を見ながらの競馬だった。最後はすごい脚を使った。実力はある」(本田重)
ラプタス(10着)「ゲートの遅れが全てで、もまれて嫌がった。前に行ってたら、違った結果になってたはず」(幸)
カツジ(11着)「初めてのダート競馬で、上手に走れてなかった」(戸崎)