大谷翔平が今季初安打!172キロの強烈右前打→逆転ホームを踏む 今永との対戦は2打数ノーヒットも
「カブス-ドジャース」(18日、東京ドーム)
ドジャースの大谷翔平投手は五回の第3打席で今季初安打となる右前打を放った。同点劇を演出する価値ある一打だ。
この回からカブスは今永からブラウンにスイッチ。1死からパヘズが四球を選んで出塁すると、スタンドは大歓声で大谷を打席に迎えた。
初球のカーブを豪快に振って行った大谷。2球目のカーブに対してもバットが空を斬った。ここで打席を外し、間をとった大谷。高めの直球をコンパクトなスイングでカットし、高めのカーブを振り抜いた。打球は時速172キロで右前へ。痛烈な今季初安打だ。
ここからエドマンのタイムリーが飛び出し、試合を振り出しに戻した。さらに相手の失策で一気にホームへ生還し、逆転のホームを踏んだ大谷。一気に球場の空気を変えて見せた。4番・スミスにもタイムリーが飛び出し、リードを広げた。
今永との対戦は二ゴロ、二直に終わった大谷。これでメジャーでの通算対戦成績は7打数0安打となった。それでも代わった右腕・ブラウンから快音を響かせた。
チームは試合開始直前にフリーマンが左肋骨違和感のアクシデントで急きょスタメン落ち。MVPトリオの2枚を欠く異常事態となったが、大谷の一打から一気に試合をひっくり返した。粘りのピッチングを見せていた先発の山本由伸投手にとっても大きな援護点となった。