元阪神・井川慶氏の視点 東京シリーズで改めて感じた「日本野球の優れている部分」とは
「カブス1-4ドジャース」(18日、東京ドーム)
注目の東京シリーズは大谷が2安打、山本が5回1失点の投球を見せるなど活躍し、ドジャースが勝利した。6年ぶりに日本開幕となった一戦。ヤンキースでもプレーしたデイリースポーツ評論家で元阪神の井川慶氏は「メジャーリーグのレベルの高さを感じたと同時に、改めて日本の野球の優れている部分も分かりました」と振り返った。
「僕はアメリカでもプレーさせてもらって、実際に感じていたことでもありますが、こうやってメジャーの試合を1試合通して見ることで、改めて分かることもあったかと思います。あまり日本で報じられないような細かなプレーとかですね」
普段、日本で多く報じられるのは、大谷を始めとする日本選手の活躍や結果であったりする。メジャーリーグは最高峰の舞台ではあるが、試合を通して見た時に「これは価値観の違いというか、どう見るかというところでもありますが、日本野球の視点で見ると、メジャーは細かなところで雑なプレーも多いんですよ」という。
「例えば、キャッチャーのキャッチングの技術。もちろん、これを技術と捉えるかどうかというところで、アメリカと日本で違いがあるというのは大前提としてありますが、より丁寧にというか投手のためにというか、そういう捕球をするのが日本のキャッチャーですよね。守備にしても、メジャーの選手は身体能力を生かしたダイナミックなプレーが目立ちますが、もっと丁寧にやればというところもあるので。何より大谷選手を始め、日本の選手が活躍していることで、日本野球のレベルが上がっていることを証明してくれていますよね」と語った。
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