エンゼルス珍規律「スマホ厳禁」は選手に好評 監督提案に選手同意 ウォード「結束強まる」

 球場クラブハウス(選手ロッカー)内での携帯電話(スマートフォン)の使用禁止が話題になっているエンゼルス。球団関係者によると、就任2年目のロン・ワシントン監督が選手に提案したところ、選手から反対の声が出なかったため、2月のスプリングトレーニングから「スマホ厳禁」を実践し、3日後に迫ったレギュラーシーズンも継続していくという。

 英語で表現するなど「OLD SCHOOL(保守的、伝統的スタイル)」か。野球の最高峰に位置するメジャーリーグ、しかもスマホへの依存度が高い現代において考えられないルール。いくつか補足するとすれば、仕事のためにスマホを必要とする球団広報などは使用が可能。選手であっても試合前や試合後に妻や子どもら家族や友人と話したい時はクラブハウスの外に出れば問題がない。

 15年ドラフト1巡目、全体26位でエンゼルスに入団した、数少ない生え抜き選手でもあるテーラー・ウォード外野手はミーティングで選手同士が同意したことを明かし、「みんなと話せるようになるのはいいことだと思う。今の時代、スマホがそばにあると、ずっとスマホに集中してしまっている。だから、何か用事があるときは外に出て、用事を済ませてから戻ってくればいい。なので、いい考えだと思う」と好意的。「チーム内の結束が強まるし、相手のことをよく知るようになるし、」とも話した。

 23年オフに投打の柱だった大谷(現ドジャース)をFAで失ったエンゼルスは昨季、球団史上ワーストの99敗を喫し、25年ぶりの地区最下位に沈んだ。メジャーでは極めて珍しい「スマホ厳禁」がチーム強化につながるのか注目したい。

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