大谷翔平 OP戦二塁打締め 東京開幕後米国で初安打 髪も切った準備万端、本拠地開幕戦へ
「オープン戦、エンゼルス1-4ドジャース」(25日、アナハイム)
米大リーグは25日、各地でオープン戦最終戦が行われ、ドジャースの大谷翔平投手(30)はエンゼルス戦で三回に右中間二塁打を放ち、東京開幕シリーズ後、6打席目で初安打を記録した。予定された最後の打席を快音で締め、27日(日本時間28日)に行われるタイガースとの本拠地開幕戦に弾みをつけた。
鈍い衝突音が響く。大谷が漆黒のバットから放った時速160キロ、飛距離116メートルの低空打球が右中間フェンスを直撃した。
米国開幕戦を2日後に控え、最後となった三回の打席。フルカウントから低めに沈む154キロシンカーを鋭く振り抜き、二塁に到達した。日本から戻ってオープン戦3試合。ここまで5打席無安打、2三振1四球とやや精彩を欠いていた主砲にとって景気づけの一打となった。
2年連続本塁打王と初めて対戦した2年目の24歳右腕・コノハビツは、その印象を「スイングが非常に力強いし、選球眼もすごくいい」と表現。最後の1球を振り返り、「完璧とは言えないけど、かなりいい球だった。彼は本当にいいバッター。脱帽するしかない」と話した。
大谷は二塁に達する際には左手を地面に突かずにスライディングした。昨年10月のワールドシリーズで負った左肩脱臼の再発を防ぐため、キャンプ期間中に取り組んできた新フォーム。走塁でも収穫を得た。
大谷は前日の試合前に散髪。耳周りと襟足部分を日焼け跡が浮かぶほど、短く刈るヘアスタイルを披露した。2度目の開幕に向けて準備は万全だ。
連覇を懸けたシーズン。原因不明の体調不良で体重が激減したベッツがこの日の試合で16日ぶりに実戦に復帰し、ベストメンバーがそろった。大谷は仲間とともに仕切り直しの本拠地開幕戦の舞台に立つ。
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