大谷翔平 黄金ユニで米国開幕弾 日本での驚弾に続き2戦連発→試合後に「時差ぼけ」まさかの告白
「ドジャース5-4タイガース」(27日、ロサンゼルス)
勢いが止まらない。ドジャースの大谷翔平投手(30)が本拠地で行われたタイガースとの米国開幕戦に「1番・指名打者」で出場し、七回に2試合連発となる左越え2号ソロを放った。18、19日の日本開幕シリーズと合わせた3試合の成績は打率・417、2本塁打。昨季MVPの活躍で、チームは開幕3連勝を飾った。
快音とともにはじかれた打球がドジャーブルーに染まった左翼席に吸い込まれた。「いいところで打てたと思います」。1点を争う終盤。大谷が技術とパワーが詰まったスイングで5万3595席完売の本拠地を熱狂させた。
地元ファン待望の本拠地開幕戦。昨季の王者だけに許された黄金ユニホームを着用し、試合前のセレモニーに登場した。
「特別なユニホームを着せてもらって、セレモニーもやって、初戦なのでなんとか勝ちたいなと思っていた」
昨季のサイ・ヤング賞左腕スクバルとの注目の対決。三回に右前打を放ち、ここまで7打席連続無安打に封じられていたうっ憤を晴らした。
“ショウタイム”は七回だ。3番手右腕ハニフィーがフルカウントから投じた外寄りの154キロシンカーを完璧に捉えた。「シンプルにストライクを振っていくというところだけ考えて。四球でもいい。ボール球をしっかり見送れればいいかなと思っていました」。マウンド上の26歳は被弾を確信。打球の行方を追うことさえしなかった。
「好球必打」を実践し、最高の結果を出した背番号17にロバーツ監督は「逆方向にホームランを打てる選手はメジャーでも多くはない。彼は決して期待を裏切らない」と称賛。移籍1年目だった昨季の韓国開幕戦で元通訳の犯罪に巻き込まれた当時を思い返しながら、「今の彼は精神的に良い状態にある」と話した。
3戦2発。日本での開幕第2戦に続く2試合連発でOPS(出塁率+長打率)は1・500。2度目のマルチ安打で打率を・417まで上げた大谷だったが、試合後は「まだ少し、時差ぼけみたいなのが残っている」と、まさかの告白。米国に戻って1週間が経過しているが、「ちょうど試合が始まったくらいが一番、眠気がある」と、不完全な状態で打席に立っていることを明かした。
試合前の開幕式では昨季獲得したワールドチャンピオン・トロフィーが改めてお披露目された。実感しているのはチームの結束力だ。「連覇が一番の目標じゃないかなと思うので、良い一歩目になった」。大谷が快進撃の原動力になっている。
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