「ドジャース８－５タイガース」（２８日、ロサンゼルス）

　試合前にチャンピオンリング贈呈セレモニーが行われた。大谷翔平投手は大トリで登場。リングを受け取ると球団幹部とハグをかわしながら満面の笑みを浮かべた。

　その後、選手達が待つ場所で向かう途中に箱をあけて嬉しそうな笑みを浮かべた大谷。実際に装着して眺めた。直後に外すのに苦労していたが、手に持ってフリーマンと記念撮影を行った。

　この日はマウンドの前に特設ステージが設置され、ワールドシリーズ制覇のトロフィーも置かれた。大歓声の中、ウォルター筆頭オーナをはじめ球団幹部が壇上に上がった。

　最初にコーチ陣がリングが入ったドジャーブルーの箱を手渡され、次にロバーツ監督が壇上へ。満面の笑みを浮かべながらフロント陣とハグしてリングを受け取った。

　試合前にはカーショーが地元局のインタビューに「とても興奮している。みんなでつかんだリング」とコメントしていた。フランチャイズプレーヤーがグラウンドに登場すると、ファンは大歓声。笑顔でリングを受け取っていた。

　次に山本の名前が呼ばれたが、右腕は先発のためブルペンで投球練習中。黙々と試合への準備を進めた。５回２失点、メジャー移籍後初の２桁奪三振をマークし、降板後に受け取ると「すごい高級な感じがした」と満面の笑みを浮かべた。

　試合は壮絶な展開となったが、延長十回に２本のタイムリーで同点に追いつくと、大谷の安打でなおも１死二、三塁。ここでベッツが左翼へ２打席連発となるサヨナラ弾を放ち、劇的な幕切れで開幕４連勝。ヒーローはグラウンドインタビューで「このリングを手に入られる理由を見せられた」と興奮気味に語っていた。