「ドジャース８－５タイガース」（２８日、ロサンゼルス）

　ドジャースのムーキーベッツ内野手が劇的なサヨナラ３ランを放ち開幕４連勝。ロバーツ監督は「今夜はクレージーな夜だ」と興奮を隠せなかった。

　２点を追う延長十回、コンフォルト、代打・スミスの適時打で試合を振り出しに戻し、なおも１死二、三塁。追い込まれながらも浮いた変化球を完璧に捉えると、打球は左翼席に飛び込んだ。

　指揮官にとっては誤算続きのゲームだった。１点リードの九回、タナー・スコットが１点リードを守れず試合を振り出しに戻された。続く十回には敬遠策が大誤算で２点を勝ち越されてしまった。

　それでも奮起した打線。ワールドシリーズを制した昨季の勢いを見せつけるかのように、大逆転で連勝を伸ばした。ベッツはグラウンドインタビューで「リングを手に入れる理由を見せられた」と力を込めていた。

　先発の山本には「素晴らしい投球をしていた。５回で９０球。無理をさせたくなかった」と絶賛した指揮官。メジャー移籍後初の２桁１０奪三振をたたえていた。