救急搬送で防衛戦中止の松本圭佑は1年間ライセンス停止処分、JBCが発表「ボクシングの権威と信用を毀損」大橋会長にも戒告処分
日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、日本フェザー級王者の松本圭佑(25)=大橋=について、今年3月24日から1年間のライセンス停止処分を科すことを発表した。松本は25日に後楽園ホールで日本タイトル戦を行う予定だったが、24日早朝に体調不良で痙攣を起こし、救急搬送されたため前日計量を行えず、試合をキャンセルしていた。JBCは「競技としてのボクシングの権威と信用を著しく毀損する行為であり、当財団は松本圭佑選手を1年間のライセンス停止処分とする」と処分理由を挙げた。
また、所属ジムの大橋秀行会長についても戒告処分とし、「上記記載の事実についてマネージャーとしての監督責任を負う義務がある」と理由を説明した。なお、日本タイトルは返上する。
松本は少年時代からフジテレビ系ドキュメンタリー番組「ミライ☆モンスター」に取り上げられてきたホープで、現在フェザー級ではIBF5位、WBO10位、WBC13位と世界ランク入りしており、プロ戦績は12勝(8KO)だった。
試合棄権が決まった24日夜には自身のSNSを更新。対戦予定だった同級1位の大久祐哉(28)=金子=と相手陣営、配信元、スポンサー、ファンに謝罪した上で「どんな処罰も重く受け止めて、真摯に向き合っていきたいと思っております」と思いをつづっていた。
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