ロンドン五輪銅メダルの39歳清水聡、1年8カ月ぶり再起戦でドロー「勝ったと思ったけど…」大橋会長は高評価「ここ数年で一番」
「ボクシング・10回戦」(25日、後楽園ホール)
12年ロンドン五輪銅メダリストで元東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の清水聡(39)=大橋=が、WBA10位の阿部麗也(32)=KG大和=とフェザー級10回戦を戦い、判定1-0でドローとなった。
リーチを生かした的確なパンチで終始ペースを握り、左の強打をヒットさせる場面もあったが、終盤は相手の鋭い連打に押される形となり、勝ち切れなかった。「勝ったと思ったけど(引き分けだった)。僕の手の内で試合は運べたというのが正直な感想だが、判定は置いておいて、結果を受け止めるしかない。9、10(回)はちょっと守りに入ってしまったのがミス」と苦笑いで振り返った。
23年7月、WBO世界フェザー級タイトルマッチでロベイシ・ラミレス(キューバ)にTKO負けを喫して以来、1年8カ月ぶりの再起戦。今月39歳になった中で再びリングに立ち、満員の会場を沸かせた。世界戦経験者を相手に勝利を挙げることはできなかったが、健在ぶりは示し「自分では合格点をあげたい」と汗を拭った。
進退については「いったん休んでから(考える)」と明言を避けたが、所属の大橋秀行会長は「本人の気持ち次第。続けるなら続ける、辞めるなら辞めるで」としつつ、「ここ数年で一番いい出来だった。久々にいい清水を見られた」と高評価だった。
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