18歳の那須川龍心が“兄・天心超え”殊勲TKO勝利 強敵クマンドーイから3度ダウン奪う完勝で男泣き「マジで見返してやろうと」
「キックボクシング・RISE」(29日、両国国技館)
年間最大マッチ「RISE ELDORADO」で、現プロボクサーの那須川天心(26)=帝拳=を兄に持つ那須川龍心(18)=TEAM TEPPEN=が、クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(31)=タイ=に2回TKO勝ちした。序盤は押されていたものの、2回、3度ダウンを奪ってTKO。天心も過去に2020年の大みそかに戦い、判定勝ちしている強敵に完勝した。
“兄超え”の殊勲星を挙げた18歳はコーナーによじ登り、絶叫して喜びを爆発させた。まずは強烈な右フックでダウンを奪うと、一気呵成(かせい)の連打で2度目のダウン。さらに、パンチの高速コンビネーションで猛ラッシュを仕掛け、最後は左フックで粘る相手を打ち破った。
リング上でのインタビューでは男泣きしながら「ヤバイ。最高すぎるマジで。みんなにめちゃくちゃ(下馬評で)負けると言われて、それでも絶対勝とうと思って、マジで見返してやりたくて。これで本当に俺のことをなめる奴は誰もいないと思うんですけど」と感慨深げ。「クマンドーイ選手は前回(23年)54キロのトーナメントで準優勝で、俺が唯一やりたいと思っているのが優勝した田丸(辰)選手。昔から一緒に練習していて、いつか超えたいと思っていたが、俺がプロになってからは天と地の差で。いつかやりたいと思っていたが、どうですかね?クマンドーイ選手を倒して、やる価値あるんじゃないですかね」とアピールした。
さらに、「今キックの選手がMMAにいったり、自分が昔からやってきた競技にプライドがない選手が多いと思うんですよ」と持論を語った上で「でも俺は、キックボクシングという競技にプライドを持ってRISEを盛り上げていくので、よろしくお願いします。RISE最高!」と絶叫した。
龍心は昨年5勝(3KO)を挙げ、RISEの年間MVPを獲得。「選手として評価を得られたことがうれしい」と、あどけない笑顔を爆発させた。急成長の成長株は今春、通信制高校を卒業。兄なきキック界の新たな旗手として名乗りを挙げ、「革命を起こしたい」とぶち上げていた。
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