印刷博物館の館長に京極夏彦さん 「来館者増やしたい」
印刷の歴史や技術を紹介する印刷博物館(東京都文京区)の館長に作家の京極夏彦さん(62)が就任し、記者発表会が11日、開かれた。京極さんは「印刷の歴史を伝え、守り、今後につなげていく貴重な場所」と述べ、積極的にPRすることで「来館者数をできるだけ増やしたい」と意気込みを語った。就任は1日付。
第4代館長に就いた京極さんは「印刷という発明は人間のコミュニケーションを大きく変えてきた」とし、デジタル化が進んだ現在も重要性は変わらないと強調。印刷技術と人々の「橋渡しができるような博物館でありたい」と話した。
同館は2000年にオープン。日本や世界の印刷の歴史にまつわる展示などがある。