黄砂で汚れたレンズは「そのまま拭かないで」→細かな砂で傷が付く恐れ メガネ専門店が注意喚起
気象庁は、3月25日に九州から東北までの広い範囲で、濃度の濃い黄砂の飛来が予想されるとする黄砂情報を発信しました。これを受け、岐阜県関市にあるメガネ専門店「Eyewear shop ami」の公式SNSは、黄砂が飛来した日のメガネのお手入れ方法について投稿。多くのメガネユーザーから注目を集めています。
「外に出て黄砂が付着したメガネを、汚れているからとそのまま拭かないでください。細かな砂をレンズに擦り付け、結果拭き傷がつく恐れがあります」(公式Xから)
投稿した同店SNS担当者によると、同店では普段から、レンズの拭き傷について相談されることがあり、「黄砂の時期ですし、黄砂は細かな鉱物も含んでいるので、拭き傷につながるリスクがあるなと思いご案内しました」(同店SNS担当者)。
■お湯はNG、メガネ拭きは清潔なものを
帰宅後のお手入れ方法については、「まずはレンズ表面に付いた黄砂や粉塵、汚れをざっと洗い流しましょう。その後メガネ拭き等で水分をしっかり拭き取ってください」(同社SNS担当者)。
中にはお湯で洗う人もいるようですが、同社SNS担当者は「メガネをお湯で洗うのはNGです」ときっぱり。
「レンズ基材のプラスチックとコーティング被膜の膨張率の違いで、被膜がヒビ割れてしまう熱クラック(コートクラック)が起きる可能性があります。メガネを洗うなら水で洗ってください。そして洗った後はしっかり水分を拭き取ってください」(同社SNS担当者)
同店では、水分の拭き取りには清潔なメガネ拭きやティッシュを推奨しています。メガネ拭きを洗わずに使い続けるユーザーも多いそうですが、「汚れた布で拭くのと同じことになります」。
メガネ拭きを使ってもレンズの汚れが落ちにくくなったら「メガネ拭きをネットに入れて液体洗剤で洗濯を」。さらに洗濯の際には、「粉末洗剤は繊維に残るのでNG。柔軟剤は使わない。繊維の質が落ちるのでアイロンがけは避け、陰干しを」としています。
メガネ拭きにも寿命があるようで、洗濯しても効果が見られない場合は「買い替え時」だと言い、「メガネ拭きも消耗品、定期的に新品へ交換しましょう」と提案しています。
■ティッシュで拭くときの注意点は?
ティッシュで拭くときの注意点も教えてもらいました。
「ティッシュを使う場合はゴシゴシと力強く拭くのではなく、水分を拭き取ることを目的としているので優しくポンポンと押し拭くのがポイントです。ティッシュを使うことに不安のある方はきれいなメガネ拭きや、柔らかいタオルなどをご使用ください」(同社SNS担当者)
花粉に悩まされる人も多い時期です。花粉がついたメガネのお手入れ方法は。
「こちらも当店は水洗いを推奨しています。そもそもメガネ拭きを定期的に買い替えたり、洗濯する方が少なく、ずっと同じものを使い続けている方がいらっしゃるので。メガネ拭きにも汚れは蓄積されますし、汚れた状態で拭いてもきれいにはなりにくいです。なので水洗い、そして水で薄めた中性洗剤で洗ったり、メガネのケア用品を使っていただければ更にきれいになります。もちろん、水洗い後はしっかり水分をふき取ってください」(同社SNS担当者)
店舗は岐阜県関市下有知411-10。営業時間は午前10時から午後7時。火曜日定休。公式Xは(@neku07)。
(まいどなニュース・金井 かおる)
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