【ＰＯＧ】サノノグレーターはクラシック路線でも楽しみ（美浦発）

　競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦）と塩手智彦（栗東）がお送りするＰＯＧ情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」もいよいよ次回が最終回。前回は落馬と怪我から復帰する人馬、そして最大のライバルとなるソーパーフェクトの充実ぶりが描かれていましたね。原作とはまた違った場面もありますが、果たして最終回をどう締めるのか。非常に興味深いです。予告を見ているとホープの主戦だった佐木は椎名（父）の勝負服で有馬に参戦してくる感じなんですかね。競馬界を盛り上げてくれたドラマですから、最後もしっかりと見届けたいと思います。

　先週の葉牡丹賞（芝２０００ｍ）はサノノグレーター（牡、尾形）が２歳レコードで勝利。非常に強かったですね。グレーターロンドン産駒は非常にコスパがいい種牡馬として知られてきましたが、実はこの世代の血統登録は２３頭とこれまでで一番少ないんですよね。来年以降は一気に増加しますので、ＰＯＧ的にも注目が必要になりそうですよ。中距離も問題なくこなせましたから、クラシック路線でも楽しみですね。次走は未定。

　７日の中山ダート１２００ｍの１勝クラスはルクスレイモンド（牡、上原佑）が勝利。６頭立てのレースでしたが、お見事でしたね。これで上原佑厩舎は２歳世代１０勝目。すごい活躍を見せていますね。今やどんな馬でも勝たせるような勢いを感じます。まだまだ若い新進気鋭の調教師に注目です。

　６日の中山芝２０００ｍの新馬戦はゴディアーモ（牝、森一）が勝利。こちらも強い競馬でしたね。森一師は上原佑師と同じく堀厩舎の所属経験がある調教師ですが、しっかりとノウハウを受け継いでいるのですかね。どちらもすご過ぎです。

　６日の中山ダート１２００ｍの新馬戦はトワイライトサイト（牡、嘉藤）が勝利。１番人気に応えての勝利でした。おめでとうございます。

　７日の芝１２００ｍの新馬戦はサムハラ（牡、新開）が勝利。新開厩舎で石田騎手ですから師弟コンビでの勝利でしたね。おめでとうございました！

　７日のダート１２００ｍの新馬戦はユアフェリシティ（牡、千葉）が勝利。早め先頭から後続に差をつけての勝利でした。ルヴァンスレーヴ産駒はダートで走る馬を多く輩出しますね。今後の活躍にも期待したいです。

　８月に札幌芝１８００ｍでレコード勝ちしたクレパスキュラー（牡、栗田）は、ひいらぎ賞（２０日・中山、芝１６００ｍ）で復帰。鞍上はルメール。（馬サブロー美浦支局・木村）