「ボートレースダービー・ＳＧ」（２６日開幕、平和島）

　ダービー王の称号を懸けた戦い－。「ＳＧ・第６８回ボートレースダービー」が２６日に開幕を迎える。今年の舞台はボートレース平和島。昨年８月から今年７月までの勝率上位選手５２人が、伝統あるＳＧの頂点を目指す。

　平和島のダービー開催は２０１７年以来となる。水質は海水。マンションに囲まれた立地で、強いビル風が吹くことも珍しくない。

　昨年１０月から今年９月までのイン１着率は４４・９％で、これは全国ワースト。全２４場で一番インが弱い水面だ。それだけ外のコースにもチャンスがあり、５コースの１着率７・９％は全国トップを誇る。

　現行のエンジンは６月に使用開始。最多で１０節を消化しているが、突出したエース機は存在しない。

　それでも近況の動きでは、１９号機が注目を集めそう。成績こそ１優出で優勝１回だが、２節前には浦田信義がノーハンマーで節イチ級のパワーを誇った。

　行き足、伸びでは３５、３８、６０、６２号機が近況良好。出足、ターン回りでは２２、２８号機のパワーが前節では目立っていた。

　一方、２５号機は２連対率こそ抜群だが、前節も中堅レベル。これまで乗り手に恵まれていた感があり、数字の信頼度は低い。