地元地区のビッグレースで期待を集める機動型の伊藤颯。前場所の松山記念では決勝まで勝ち上がるなど「少し調子が上がってきた。体調不良や落車で練習ができない時期もあったけど、今は万全」と本人も手応えを得た状態で参戦する。

　松山記念の後は地元の沖縄に戻って練習。そこに「韓国の競輪選手が来ていた。しっかり仕上げてもらった」と短い日程だったが、予想外の国際交流で汗を流してきた。

　今回は地元の大分勢が不在。地元ファンの期待はおのずと九州勢へ向けられる。「別府は風が少し強いけど、成績がいい」と別府ではＳ級シリーズで２回優勝するなど、好相性のバンク。「自信を持って走りたい」と声援を力に快走を誓う。初日は番手の中本を連れて軽快に踏む。⑤②流し。