的確かつ冷静なレース運びで１着をつかんだ山口。２次予選６Ｒは先行した吉田ラインをすかさず追って、最終ホームで松本をさばき３番手を確保。最後は追い込んで抜け出した。「瞬時の判断で追い上げた。冷静に走れた」と前々へと攻めたレースを振り返った。

　１次予選１１Ｒは激しい流れのレースで後方不発に終わり「レースが激し過ぎて口が空いたけど、２日目は集中して走れた」と一夜で修正してみせた。

　一昨年９月にＧ２・共同通信社杯（岐阜）を制覇するなど、実力は文句なし。昨年はビッグレースで結果を残せなかったが「できる限りやって、決勝」と単騎で挑む準決もレースセンスとスピードを生かした競走でファイナル進出をもくろむ。⑤①⑨、⑤①③ボックス。