【地方競馬】マコトパパヴェロ兵庫クイーンカップを圧逃V 通算57戦目で重賞初制覇
「兵庫クイーンカップ」(30日、園田)
開催3日目の11Rで行われ、スタート直後に主導権を握った3番人気のマコトパパヴェロがマイペースに持ち込んで逃げ切り勝ち。JRAでのデビューから通算57戦目にして重賞初制覇を成し遂げた。2着は中団から伸びた7番人気のカリブメーカー、3着には好位から伸びた1番人気のユウキラフェールが入った。
キャリア豊富な6歳馬・マコトパパヴェロが名手に導かれて重賞初制覇を成し遂げた。
戦前予想されなかった逃げに出た田中学騎乗のマコトパパヴェロ。道中リズムよく走ると2周目3角過ぎで引き離しにかかり、直線でも脚色は衰えることなく後続を振り切った。
「悩んで悩んで乗った形です。思いの外折り合ってくれたし、リズムよく走れましたね」と田中学は逃げた経緯を振り返り、安堵した様子。幼なじみで騎手時代は良きライバルだった木村健師に重賞初制覇をプレゼントした。
「折り合いなら学君。さすがのひと言です。めっちゃうれしいですね」と木村健師は待望の初タイトル獲得に声を弾ませた。
兵庫のレジェンド騎手とのタッグにより覚醒した感のマコトパパヴェロ。今後のさらなる活躍に期待したい。