【ニューイヤーC】トランセンデンスが重賞初制覇 2番人気が直線一気に抜け出す

ニューイヤーカップを制したトランセンデンス=浦和競馬場(撮影・持木克友)
ニューイヤーカップを制したトランセンデンスと地方通算1500勝を挙げた小久保智師と握手を交わす森泰斗=浦和競馬場(撮影・持木克友)
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 「デイリー杯ニューイヤーカップ・S3」(7日、浦和)

 開催2日目の11Rで行われ、2番人気のトランセンデンスが重賞初制覇で、自厩舎の地方通算1500勝に花を添えた。中団待機から向正面で外から一気に進出し、逃げた1番人気のジョーロノを直線入り口であっさり交わした。3着には4番人気のサヨノグローリーが追い込んだ。なお、1、2着馬は「第44回京浜盃・S2」(3月24日、大井)の優先出走権を獲得した。

 まさに圧巻のパフォーマンスだった。トリッキーな浦和のマイルコースで、前半は逃げた僚馬ジョーロノにペースを任せて中団追走。向正面の直線に入るや、外からまくり気味にポジションを上げ、3角過ぎで先行勢に馬体を併せるや、もう勢いの差は歴然だった。

 「余裕でした。浦和コースの適性に少し不安もありましたが、文句の付けようのない内容」と森泰斗。前走の全日本2歳優駿でも騎乗して「いいものを感じていた」と言うが、それが「確信に変わりました」と笑顔で振り返った。

 ニューイヤーカップは過去10年でも、ソルテやラッキープリンス、ヒガシウィルウィン、トーセンガーネットら、春のクラシックやその後の重賞路線で活躍した馬たちが羽ばたいた出世レース。ヒガシウィルウィンの手綱も取っていた森は「このレースからは続けて出ていますから。楽しみですね」と、将来を見据えていた。

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